FEATURED STORY
陳 健太
医学研究者
ラグビー部で3年間、スクラムハーフ。
今のお仕事や活動と、それを選んだ理由を教えてください。
東京の研究機関で、免疫療法の共同研究に携わっています。大学で基礎研究を学ぶうちに、論文の中だけで終わらせず患者さんのもとへ届ける工程まで見たいと思うようになり、研究機関と医療機関のあいだをつなぐ立場を選びました。
「つなぐ」立場を選んで、いちばん手応えのあった場面を教えてください。
医師と研究者で言葉が噛み合わず、共同研究が半年止まったことがあります。両者の会議に毎回同席して用語を書き起こし、同じ図で説明し直すところから始めました。半年後に臨床側から追加の症例提供を申し出てもらえたとき、つなぐ役割にも意味があると初めて実感しました。
仲間との時間が、挑戦する勇気をくれました。
学校での経験は、今のご自身にどうつながっていますか。
ラグビー部で3年間、スクラムハーフでした。自分が一番強いわけではないのに、全員へ声を掛けて配置を整える役です。今の仕事はほとんど同じことをしています。朝練の前に部員へ声を掛けていた時間が、そのまま今の働き方の原型になりました。
在校生やこれから入学する人に、大切にしてほしいことは何ですか。
得意なことより、頼まれごとを引き受けてみてください。自分では価値だと思っていない性質のほうが、周りからは頼りにされます。3年間で「またあなたに頼みたい」と言われた回数を、成績表とは別に数えておくと、進路に迷ったときの手がかりになります。
同窓生に向けた特典や、お手伝いできることはありますか。
進路や研究職の相談はいつでも受け付けています。医療系の学部を考えている在校生や、大学院進学で迷っている卒業生は、同窓会事務局を通してご連絡ください。オンラインで30分ほどお話しできます。